- 今になって自分のペンの持ち方が他の人とは違う気がする……
- 正しいペンの持ち方ってどうすれば身に付くの?
- ペンの正しい持ち方をすればきれいな字が書けるって本当?
などといったお悩みはありませんか?
この記事では、いまさら聞けない正しいペンの持ち方をご紹介します。
大人でも使えるペンの持ち方の矯正グッズも紹介しているので、ペンの持ち方を直してきれいな字を書きたい方はぜひ参考にしてください。
目次
ペンの持ち方はどうでもいいの?正しく持つことのメリット
字をきれいに書くために、ペンの持ち方は重要です。
ペンを正しく持つことで得られるメリットは4つあります。
- 姿勢が良くなる
- 字が書きやすい
- 字がきれいになる
- 疲れにくい
詳しく解説しますね。
姿勢が良くなる
ペンの正しい持ち方をすると、手のひらを下に向けるので脇がしまり、姿勢が正されるようになります。
姿勢が良くなれば文字のゆがみだけでなく、身体のゆがみにも気付けるようになります。
ゆがみが直れば美文字にも近づけるため、きれいな字を書きたい人にもメリットの1つと言えるでしょう。
字が書きやすい
人に個性があるように、ペンの持ち方にもさまざまなタイプがあります。
いつもの持ち方だと慣れているため速く書けるというメリットがありますが、実はそれはただの「慣れ」であって本当に字が書きやすい持ち方とは限りません。
例えば、いつもペンの先からあまり離れていない部分を持って字を書く人は、ほかの人よりも小さい字を書く傾向があり、また反対にペン先から離れて持つ人は字が大きくなる傾向があります。
小さすぎず大きすぎない字を書くためには、正しいペンの持ち方をマスターすることが近道と言えます。
字がきれいになる
正しいペンの持ち方をすれば、無駄な力が入らず、字がきれいに書けるようになります。
もともと字がきれいな人でも、バランスよく字が書けるようになるので、正しいペンの持ち方は重要です。
疲れにくい
- 長時間字を書いていると疲れてくる
- 下敷きを使わずに字を書いた後に紙を裏返すと凸凹がある
- ペンが当たる位置が硬くなった「ペンだこ」が繰り返しできる
という人は正しいペンの持ち方ができていない可能性があります。
正しいペンの持ち方をすれば力が入る部分が変わるため、余計な力が入らず疲れにくくなります。
正しいペンの持ち方
ここからは正しいペンの持ち方を説明していきます。
よくある悩みにお答えしながらご紹介していきますね。
どこに力を入れる?
ポイントは親指・人差し指・中指で支えるように軽く力を入れることです。
「力を入れる」と考えるのではなく、「三本の指でペンを支えるように持つ」と変に力が入りすぎないので持ちやすくなります。
かんたんに説明をすると、OKサインを出すポーズをしてみてください。
そのときに親指と人差し指で〇を作りますね?
そこに中指を添えるイメージです。
また、小指は軽く曲げて机に乗せ、ペンを持つ三本の指の支えになるようにペンを持ちましょう。
力が入らない時はどうする?
力が入らないのは、小指が浮いている可能性が高いです。
あまり活躍の場がないと感じる小指ですが、実は小指がなかったら力が入りにくいことをご存知でしょうか?
小指が浮いていることで物理的な支えがなくなり、力が入りにくくなります。
力が入りにくいと感じたら、小指の側面を机につけて支えにしましょう。
机に付ける箇所は以下の2か所です。
正しい持ち方だと書きにくい
鉛筆を持ち始めたころから今まで使ってきたペンの持ち方が身についているので、正しい持ち方で書こうとすると最初は書きにくいと思います。
その場合、いつものペースで書こうとするのではなく、まずは正しい持ち方で書き慣れるようにゆっくり文字を書いていくことがポイントです。
ペンの持ち方の矯正方法
正しいペンの持ち方を身に付けるには持ち方の矯正をする必要があります。
ここからは矯正するためにおすすめの方法を紹介します。
シャーペンか鉛筆を使う
正しいペンの持ち方をするためには、書きやすいシャーペンか鉛筆がおすすめです。
きれいな字を書く練習とは違い、持ち方の矯正の場合には、丸い軸よりも角のある鉛筆やシャーペンを使います。
ボールペンとの違いは、芯が柔らかく指にかかる負担が軽減される点です。
1日の目標は1文字
1日に1文字を目標に正しい持ち方で書く練習をしましょう。
「きれいな文字」を書くためには何度も繰り返し練習する必要がありますが、「正しい持ち方」に矯正するには鉛筆やシャーペンで持ち方に慣れることが大切です。
「書き慣れる」ことよりも「持ち慣れる」ことに重点を置くので、書く回数よりは姿勢や持ち方をキープすることが重要になります。
ペンを持つ位置をキープする
ペンを持つ位置はペン先から3cmを目安にしましょう。
正しくペンを持つときには持ち方だけでなく持つ位置を意識することが大切です。
ペンを持つ位置によって、文字に以下の違いが生まれる傾向があります。
- 普段書く文字が小さい人はペンを持つ位置が低い
- 普段書く文字が大きい人はペンを持つ位置が高い
支えている小指からのふり幅により文字の大きさが変わるので、ペンの持つ位置として最適な「ペン先から3cm」を持つことで、程よい大きさの文字が書けるようになります。
ペンの矯正におすすめのグッズ3選
ペンの持ち方や鉛筆の持ち方の矯正グッズと言えば子ども用を連想されますが、大人でも使いやすく買いやすいおすすめの矯正グッズを3点ご紹介しましょう。
N.M.JAPAN 鉛筆グリップ (8個セット)
シンプルなフォルムで鉛筆にも簡単に付けられ、「矯正している」と思えない見た目なので会社でも使いやすい商品です。
また、利き手に関係なく使えるのもおすすめポイントです。
クツワ STAD 鉛筆グリップ プニュグリップ 右手用 4個入
レビューによれば、子どもの力ではきちんとはまらないくらいの密着度なので、鉛筆だけでなくタッチペンに付けて使っているという人もいるようです。
クツワ STAD 鉛筆グリップ プニュグリップ 右手用 4個入
北星鉛筆 補助軸 大人のもちかた先生
ボールペンがセットになった商品です。
もちろん取り外しが可能なので、鉛筆やシャーペンにも取り付けて使えますよ。
正しいペンの持ち方をマスターしてきれいな字を書こう
正しくペンを持つことで、姿勢が良くなり、文字が書きやすく、そして字もきれいになるというメリットがあります。
1日1文字から練習できるので、ぜひ試してみてください。
持ち方に不安がある人は矯正グッズを取り入れてみると良いでしょう。
また、字がきれいになりたい人は、プロに添削してもらえるボールペン字講座もおすすめです。
おすすめのボールペン字講座は以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。