字をきれいに書けるようになりたい人の最大の悩みとも言えるのが、習字とボールペン字の違いではないでしょうか?
きれいな字を書くために、どちらを習う方が良いのか悩んだ場合に、どのような違いがあるのか、またどのような場合に選ぶと良いのかについて説明していきます。
習字とボールペン字それぞれのメリットやデメリットといった特色についても説明しますので、参考にしていただければ幸いです。
目次
習字のメリット
習字のメリットとは、自分の字がきれいに書けるようになるというだけでなく、毛筆を含め硬筆の分野でも展覧会への出品を目指す教室がほとんどです。
そのため、実際にきれいな字を書けるようになることよりも「字がうまくなる」ことを目標としていると言えます。
自分が書いた作品を展覧会に出品することで、全国規模の展覧会であれば「全国で○位」という箔が付きます!
また、経歴としても自分の字が認められたという実績になるほか、自信にも繋がることが挙げられます。
習字のメリットは他にも先生に直接見て貰えて意見が聞けるというものがあります。
大体の教室は対面でのレッスン形式のため、教室のある日に会場に行くことで、先生からの直接指導が受けられるという点がありますね。
自分のためだけに直接指導をして貰えるという特別な機会になります。
習字のデメリット
メリットでも書きましたが、習字は「字がうまくなる」ことを目標として掲げています。
これは、「=字がきれいに書ける」ということではありません。
また、教室の主軸として「毛筆」に焦点を当てている場合には「硬筆」をきれいに書けるようになりたいという願いが叶わない場合もあります。
そのため、本格的にきれいな字が書けるようになりたい場合には不向きな教室もあると言えます。
習字のデメリットを挙げるのであれば、教室に出向かないといけないということがあります。
基本的に、自宅で作品を書いたり字の練習をしたりしても、最終的に先生に見て貰うには教室に行かなければなりません。
また、批評を聞くのは自分なので、先生の言葉をしっかりとメモを取る必要があります。
ボールペン字のメリット
ボールペン字のメリットと言えば、やはり「字がきれいになる」ことを目標としているため、自宅で練習した字を郵送すれば添削してもらえます。
完全自主性なので、自分のペースで出来ます。
自分のクセを的確に指摘してもらえるため、クセを直しつつ「きれいに書ける」ように練習をしていきたい人におすすめだと言えますね。
ボールペン字の場合には、カリキュラムが組まれているため、課題をこなしていくことでゴールが見えます。
習字の中で分類される硬筆とは違い、「楷書」ではなくボールペン字特有の実用的な書体が書けるようになります。
ボールペン字のデメリット
いわゆる「硬筆」や「楷書」ではなく、ボールペン字特有の書体に寄っていくため、「楷書」をきれいに書きたい人にはあまり向いていると言えません。
完全自主性のため、自分から進んで練習をしない限りは進展しません。
ゴールが決められているため、展覧会など作品を評価してもらえる機会はありません。
添削は郵送してもらえますが、「なぜだめなのか」「どうしてこうなるのか」など、一歩踏み込んだ質問が出来る相手がいないため、返送されていた課題を見て自分が考えながら理解しなければなりません。
習字とボールペン字の違いを簡単にまとめると
習字とボールペン字のメリットとデメリットがわかったら、その違いを比較してみていきましょう。
- 字がうまくなる
- 大きいものであれば全国規模での評価をして貰える
- 直接指導をして貰える
- 教室に行かなければならない
- 決まった日に書ける
- 字がきれいになる
- 講座の中での評価に留まる
- 直接指導はなく、添削を郵送してもらえる
- 自宅で出来る
- いつ書くかは自分次第
習字とボールペン字どっちがおすすめ?
これまで見てきたように、習字とボールペン字それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなた自身がどういった字を書きたいのか、どのように学びたいのかによってどちらを選ぶほうがいいのか変わって来ます。
自分の書く字に自信を持ちたい人や、大きく広い範囲の中で評価をして貰いたい人は習字がおすすめ!
自分の上達を「賞」として実感できるのは「習字」ならではです。
また、先生から直接指導を受けたい人にとっては習字がおすすめです。
純粋に「きれいな字が書きたい」という人であればボールペン字がおすすめ!
課題を通して着実に自分の書く字がきれいになっていく「過程」として実感できるのは「ボールペン字」ならではです。
また、教室に通うことが難しい人にとってはボールペン字がおすすめと言えますね。
自分の中で、それでもどちらが適しているのかを判断できない場合には、ボールペン字講座の無料資料請求をしてみたり、習字の教室に体験として足を運んでみたりしてみても良いでしょう。
ボールペン字講座にも様々な会社がありますので、どのボールペン字講座にするかという悩みがある人は、こちらを参考に選んでみてくださいね。