「履歴書ってなかなかきれいに書けない!」
「どうすればきれいに見えるの?」
といった悩みは履歴書を書く上でほとんどの人が悩むことですよね。
しかし、履歴書がきれいに書ければ自信もつきます。
履歴書がきれいに書けるほうが良いという理由や、履歴書ならではの綺麗に書くポイントについてまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。
目次
履歴書の字が汚いと落とされる?
履歴書とは、就職や転職においてなくてはならないものと言えます。
経歴や資格といったその人のこれまでの人物像を想像するだけでなく、そこに書かれている文字を通してもその人の性格を知ることが出来る重要なアイテムです。
たとえ学歴が一流大学を卒業していると書かれていたとしても、お世辞にも綺麗とは言えないような、あまり字を書くことに丁寧さを感じられない履歴書であれば、「信用しても大丈夫なのか?」と疑問に思われることも少なくありません。
また、反対に地方の短大を卒業していてもしっかりときれいな字で丁寧に書かれた履歴書であれば、この会社を受けるにあたって真剣に考えているのだという熱意が感じられることでしょう。
昨今の学歴社会と言われている時代であっても、仕事に対する情熱は学歴だけで判断されるものでは決してありません。
その会社に対して真摯に向き合う姿勢が履歴書の文字を通して推し量られると言っても過言ではないため、「たかが履歴書」と考えず、丁寧にきれいな字を心がけて書いていく必要がありますね。
履歴書の字をきれいに書くための3つのポイント
履歴書とは、文字を書き慣れている人であってもなかなかきれいに見えるように書くためには練習が必要なくらい、実は難しいものです。
それは、3つのポイントを知らないがためにきれいに見えないことが挙げられますので、その3つのポイントについて見ていきましょう。
0.7mmのボールペンを使う
履歴書に書く字自体をきれいに書く方法には、まず綺麗に書けるボールペンを用意することが最大のポイントです。
私のおすすめは、ジェットストリームですが、どのようなメーカーでも黒いゲルインクで、ペン先は0.7mmのものを選ぶときれいな線が書けます。
0.5mmであれば、線が細いため、線が揺れやすく書きにくいだけでなく、文字が小さくなりがちで、企業側としては弱い印象を受けてしまいます。
アピールが不可欠な履歴書だからこそ、太い線でしっかりと丁寧にきれいな字を心がけることが大切です。
楷書を崩さない
履歴書を書く場合、ほとんどの人がいわゆる楷書を使って書きますよね?
しかし、習慣でつい略字を使ってしまったり、崩した字を書いてしまったりすることがあります。
普段であれば本人のクセとして愛嬌のある字だと言えますが、履歴書においてはそのクセも良い印象にはなりません。
しっかりとした楷書を使って書いていくと字の大きさや字の雰囲気が統一されて、きれいに書くことができます。
字の基本をしっかり捉える
字の基本と呼べる、「トメ」「ハネ」「ハライ」という3つの特徴をしっかりと捉えて書くという、字をきれいに書くコツは、履歴書での字をきれいに書くコツにも含まれています。
特に、ノートのように狭い幅ではなく、ある程度の字の大きさが求められる履歴書であれば、字の正確さもしっかりと見られてしまいます。
基本のポイントを正しく押さえることで、誤字を無くせるというメリットも生まれます。
ボールペン字をきれいに書くコツについてはこちらの記事でも詳しくまとめていますので、是非参考にしてください。
履歴書の字をきれいに見せるための5つのポイント
履歴書という特殊な用紙に書く文字をきれいに見せるポイントが5つあります。
5つ全てをしっかりと押さえることは難しいかもしれませんが、1つずつ心がけるようにしてみましょう。
字の高さをそろえる
履歴書では、字を書くスペースとして多種類の幅のスペースが存在しています。
とりわけ、名前や住所といった書く文字の大きさや内容がある程度決まった項目であればあまり問題はありませんが、志望動機や特技、また長所といった項目では個人によって書く内容や文字数もばらつきがあります。
そのため、だれでも共通して字をきれいに見せるポイントとして、書く字の高さをそろえるというポイントがあります。
例えば、以下の3つの方法が挙げられます。
- 文字の中心を捉えて、それを基準に真っ直ぐに書いていく方法
- 文字の底辺をそろえて真っ直ぐに書いていく方法
- 文字の頂点をそろえて真っ直ぐに書いていく方法
どの方法であってもパッと見た時に真っ直ぐに書けていることで読み手側から読みやすい印象を与えることが出来ます。
どの方法を選ぶかは、自分が書きやすい方法を選ぶと良いでしょう。
字間をあける・あけすぎない
履歴書を書いていく時にどうしても字と字との間隔が詰まってしまうことは1度や2度ではないのではないでしょうか。
そのために次は少し間隔をあけて書こうと考えると、かえって間隔が空きすぎてしまう結果になってしまいます。
この字と字との間隔のことを字間と言いますが、この字間を適度にあけることで全体的にすっきりときれいに見えます。
各項目は書き始めをそろえる
履歴書ならではのポイントとして、書き始めをそろえることで字の塊としてスッキリと見えます。
書き終わりについてはそろえることがほとんど難しいため、書き始めをそろえることで統一感が生まれますね。
特に、志望動機や特技といった自由項目が広い場合には、書き始めをそろえることで自然と縦のラインもそろうようになります。
学歴・職歴は同一のものを縦でそろえる
履歴書の学歴・職務歴にはそれぞれ学校や会社名の後に「入学」「卒業」「入社」「退社」を書きますよね。
上の項目で書き始めをそろえると書きましたが、学歴や職歴では同一の学校名や会社名を書くため、こちらの名前についても書く位置をそろえていくと、自然とまとまりが出来ます。
また、経歴や資格については年月日を書く項目もありますので、そちらもそろえて書くと尚良いです。
漢字よりもカタカナ・ひらがなは小さめに書く
画数の多い漢字は、それに伴い字の大きさも大きくなりがちです。
これは履歴書だけに言えることではありませんが、大きくなってしまう漢字よりも画数の少ないカタカナやひらがなは少し小さめに書くと、文字列のバランスがとりやすくなります。
また、履歴書のように他と比べてよりきれいに見せたい文書であれば、この工夫をすることで会社側にも良い印象を与えることが出来ますよ。
履歴書の練習にぴったりなのはボールペン字講座
履歴書は全て手書きが基本。
自分ではなかなかできない手書き文字の練習も、ボールペン字講座を使えば課題や必要な教材も全てそろえることが出来ます。
なかなか上手に書けないという人や、これから転職を考えている人は、ボールペン字講座を受講してみるのも良いですね。